Author:yougakudou
創業1986年 洋学・蘭学・東西交渉史を中心に、学術古書、国内古書・古文書も取り扱っています。また当店出版物もございます。
2006年の秋にお母さんは突然六匹の子供を生みました。一番左の黒ちゃん♀は伊万里のご老人夫婦にもらわれていきました。左から二番目が居残りのルン♀です。三番目ちびちゃん♀は後に宮崎大学獣医学部に入学されることになる方の、高校時代のお友達として活躍し進学に貢献しました。四番目のボク(唯一の♂)は同級生の友人方でご主人のよき散歩相手です。とても大きな犬になり眉間に稲妻もようのあるハスキーの容貌はおそろしくこわいのですが、心はいたって優しい仔です。最後の右端のもこもこ♀は同じく同級生の女性の家の門番です。いたってマイペースの犬で生まれたてからマイウエィでした。みなが左へ走っても自分は右へ行くといった風でした。
私は九州を出るとけして「とんこつラーメン」をたべなません。ただただギトギトにこれでもかと油濃くした都会の豚骨ラーメンをわたしは「どぶ川ラーメン」とさげすみます。
本日は2009年7月31日。今を去る47有余年前、佐賀県新北村に、夏雲を見上げ、齢に似合わず憂鬱げに眉間の陰影を濃くしている小さい男の子がいた。夏休みの七月が終わろうとしている。無論八月はまるまる残ってはいるのだが、なぜかその子は「のぼりっ調子の夏らしい夏」は七月ふづきで終わりなのだと知っているのだ。「八月になれば影が急に黒くなり、ときどきフッと涼しい風が吹く・・・」たのしみの肝油はすでに休み開始二日で平らげた。夏雲は白く高く、宿題は全くできていない・・・かくして、年中行事の「楽しくてよくシカラレルお盆」も過ぎ本当に夏休みは終わるのである。終わる一日前、明日は二学期開始という前夜の八月三十一日、一度も子に手を上げたことのない子煩悩な父のもとで、同じく馬鹿な弟と食事後のちゃぶ台にあごを乗せ、七月二十日からの絵日記、宿題を泣きながら教えてもらうのが毎年の慣わしとなっていた。めったに鉛筆を持たない兄弟が机に就いているのを、それでも母ちゃんは喜んでマクワウリを切ってくれる。風呂上りの乾きには心地良い青くささ。